私はこの春(尾道、今治)「しまなみ海道」を自転車で走ってき ました。途中にある因島はかって蚊取り線香の原料を栽培していましたが、今は化学 製品に変わり栽培していません。花を見ていると化学製品とは違った趣があります。
地域に栽培されていたものを復活させてみると歴史、生活と環境の変化とものづ
くりの学習が楽しくなりそうです。
2012年5月16日 会員 大阪:赤木 俊雄
小学生向けメッセージ
アイガモ君からのメッセージ ~原子力発電はもういらない!!~
皆さんはアイガモ農法って知っていますか。アイガモ農法とは、水鳥の仲間であるアイガモを田んぼで飼い、雑草や害虫をえさとして食べてもらうことで、農薬や化学肥料をつかわず、安全で安心なお米をアイガモといっしょに育てるお米作りの方法です。
人はみな空気や水、太陽、大地など自然からたくさんの恵みを受けながら、作物やニワトリ、牛などを育て、それらの命をいただくことで生きてきました。でも農業の技術が進むにつれて、農薬や化学肥料を使って雑草や虫の害から作物をまもり育てることが当たり前と思われるようになりました。それは一方で自然をこわし、人の健康までこわしてしまうことさえありました。
私たちアイガモ農家は、アイガモを田んぼで育てることで、できるだけ自然を生かした米作りを一生懸命つづけてきました。
でも、福島での原発事故は、大量の放射性物質を大気の中にまきちらし、今も水や土を汚染し続けています。原発事故で災害にあったのは人間だけではありません。稲や野菜、牛やニワトリ、アイガモもドジョウもトンボもすべての生きているものが被ばくしました。
この原発事故はお金や暮らしの便利さを優先し、科学に頼りすぎた人間がおこした取り返しのつかない過ちです。
私たち全国アイガモ水稲会は、私たちをとりまくあらゆる生き物といっしょに生きていくために、お金や便利さより、安全、安心がいつまでも続くようにという、強い気持ちをもって、原子力発電に反対します。
2012年2月11日 第22回全国合(あい)鴨(がも)フォーラム東京大会
全国合鴨水稲会
生物育成の授業に使える「富山和子が作る日本の米カレンダー」の紹介をさせていただきます。私が一番感動したのは1月号の京都、伏見稲荷のしめかざりでした。
その写真のしめかざりは稲わらが飛び出してくるような迫力がありました。富山さんは「百姓が米を作りその土台の上で商売も繁盛する事が出来る」と説明されています。そして、今政府が進めようとしているTPPに参加すれば農業も日本の文化も工業も廃れると警鐘を鳴らされています。私は昨年伏見稲荷に行きましたが、そのときの稲荷についての説明看板にはあまり関心を持ちませんでした。しかし多くの人々の信仰を集めてきたのにはそれなりの意味があると思い。広辞苑で調べてみました。
「稲荷(稲生いねなりの転か)五穀をつかさどる倉稲魂(うかのみたま)を祀ったもの。
稲荷神社近世以来、各種産業の守護神として一般の信仰を集めた」とあります。つまり、日本人は農業、もの作り商売を営々と続けその繁栄を願ってきたのです。その中の技術が技術・家庭科に蓄積されています。
カレンダ-のサブタイトル「水田は文化と環境を守る」はこれからの日本の進む道を示しています。
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