第41回大阪大会を振り返って
高 尾 守(実行委員長代理)
昨年の福島・熱塩加納大会の総会で、急遽来年度大阪で全農研大会を引き受けることになり、奥さん、赤木さんと私の3人で不安を抱えつつ承諾したものの、何をどう取りくんで良いやら全く白紙に絵を書くようなものでした。
大阪に帰り3人で2010年9月1日より奥先生の原案に基づき、それぞれ分担して準備し、9月4日に第1回現地実行委員会(準備)を開いたことを鮮明に記憶しています。まず、どんなテーマにするか、どんな会場で・宿泊地は、予算は、講師・パネリストの選び方など、タイムスケジュールを立てることから始めることにしました。
実行委員会も3人では荷が重すぎると、20年前に農芸高校で開かれた大阪大会当時の経験者、外山先生に加わっていただくこととし、さらに若手のホープ中島先生(農芸高校)にも参加してもらい5名体制で取り組むことができました。
取り組む中で、最初から最後までつきまとった悩み(課題)は、現職の中学校技術科の先生にどれだけ参加してもらえるかでした。それは、昨年頃から大阪府は南部地域では農芸高校で、北部では園芸高校で、各市教育委員会が独自に無料で技術講習会を開いていることを後で知ることとなったからです。
奥さんや赤木さんは各種講演会に出かけて、府下中学校技術科の先生に参加の呼びかけのビラを配布したり、インターネットで 呼びかけをしました。私も独自に近隣市町の中学校へ手紙で呼びかけました。
今回の大阪大会のまとめでは”新しい境地を開いた大阪大会”と位置づけております。西村先生の「記念講演」、土屋先生は「シンポジュウム」「実技講習後の受講者との交流」のコメンテーターを引き受けてくださいました。これまでの現地見学会を取りやめ、やや盛り沢山でしたが、お二人の協力を得られたことが大きかったと思います。
全国の運営委員の方々には、イメージのわきにくいテーマの取り組みでしたが、何とか無事にすすめることができ、心よりお礼申し上げます。なお、ご都合で欠席された実行委員長の外山保会員から大会用にとご寄付をいただきました。
―もくじ―
大会を振り返って:高尾 守・・・・・・・・・1
生物育成実践の手引き:鮎沢義雄・・・・2
分科会報告 Ⅰ・Ⅲ・・・・・・・・・・・・・・・3
Ⅱ・Ⅳ・・・・・・・・・・・・・・・6
実践記録:渋谷清孝・・・・・・・・・・・・・・9
全農研の夕べ報告:赤木俊雄・・・・・・13
会員通信:小林弘美・藤原和正・・・・・14
宮崎堅正・・・・・・・・・・15
運営委員長就任にあたり:鮎沢義雄・・・16