農園だより5―すがたをかえる大豆

2014年11月18日(火) 1:59 pm   トピック・会員通信

今年の夏福島県で開かれた技術・家庭科研究大会で阿部先生、野田先生が喜多方市の小学校で取り組まれた農業科の報告をされました。アンケートをとると児童に印象に残った農作業は米作りと大豆の栽培でした。国語の授業で大豆を習ったからだと説明されました。
調べてみる「すがたをかえる大豆」(小学校光村3年・国分牧衛)がありました。
インターネットで調べると「説明文.表現読み」の教材として多くの先生が実践記録を発表しています。私もこのような授業を受けていれば国語が好きになったかもしれません。
さて、どのような内容かというと「みなさんは毎日米や麦と同じように食べているものがあります。何だと思いますかという問いです。その答えは大豆です。煮たり、炒ったりして食べています。その他微生物の助けを借りて納豆や味噌、醤油、形を変えて豆腐にしています。
大豆がほかの作物にくらべて、こんなに多くの食べ方が考えられたのは タンパク質、脂肪など栄養が豊富で、土地が痩せていても作れるからです」
 中には大豆を作ってみたいと思った児童もいたはずです。
さて、技術・家庭科ではどうでしょうか。生物育成をする時間が取れないという声も聞きます。
そこで大豆の種からモヤシを育てる教材を考えてみました。
大豆を皿に入れて大豆の大きさの半分の水を入れ、光が差し込まないようにしておくだけです。
光を求めて上に伸びようとする健気なモヤシは立派な教材になるまもしれません。
(引用 ふしぎの植物学 田中 修 中公新書)
モヤシの正体から
会員 大阪 赤木俊雄