生物育成の授業に使える「富山和子が作る日本の米カレンダー」の紹介をさせていただきます。私が一番感動したのは1月号の京都、伏見稲荷のしめかざりでした。
その写真のしめかざりは稲わらが飛び出してくるような迫力がありました。富山さんは「百姓が米を作りその土台の上で商売も繁盛する事が出来る」と説明されています。そして、今政府が進めようとしているTPPに参加すれば農業も日本の文化も工業も廃れると警鐘を鳴らされています。私は昨年伏見稲荷に行きましたが、そのときの稲荷についての説明看板にはあまり関心を持ちませんでした。しかし多くの人々の信仰を集めてきたのにはそれなりの意味があると思い。広辞苑で調べてみました。
「稲荷(稲生いねなりの転か)五穀をつかさどる倉稲魂(うかのみたま)を祀ったもの。
稲荷神社近世以来、各種産業の守護神として一般の信仰を集めた」とあります。つまり、日本人は農業、もの作り商売を営々と続けその繁栄を願ってきたのです。その中の技術が技術・家庭科に蓄積されています。
カレンダ-のサブタイトル「水田は文化と環境を守る」はこれからの日本の進む道を示しています。
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